
「キンパブ」という言葉を分解してみると、「キム」+「パブ」になります。これを日本語に直すと、「海苔」+「ごはん」=「海苔巻き」となります。ちなみに、おにぎりは、「サンガックキンパブ(三角海苔巻き)」と呼ばれ、コンビニエンスストア等で売られています。材料はとても似ているのですが、「サンガックキンパブ」は、日本の食べ物という位置づけです。
韓国では、露店でキンパブが売られているだけでなく、キンパブの専門店まであるんです。お味も、ソコギ(牛肉)キンパブ、チーズキンパブ、キムチキンパブ等々、多種多様なキンパブがそろっています。
朝食・昼食・おやつとして、親しまれている韓国料理「キンパブ」は作り方もとっても簡単!
ぜひ作ってみてください!!
<キンパブの基本>
中身の具を変えて色々な味を楽しめますが、まずは基本の「キンパブ」からご紹介します。
■材料 ※キンパブ10本分
・共通材料
キンパブ用海苔:10枚
お米:5合
塩:一つまみ
ゴマ油:適量
ごま:適量
・具材
卵:5個
人参:1本
ほうれん草:1束
たくわん:半本
ウインナー:10本
塩:適量
ごま油:適量
■下準備
① ご飯は堅めに炊く。塩を一つまみ一緒に炊き込むのがポイント。炊きあがったごはんがあたたかいうちにごま油大匙3杯を掛けて混ぜる。
② 卵で厚焼き玉子を作り、1cmくらいの太さで細長く切っておく。
③ 人参は千切りにしてさっと茹で、水気をぎゅっと絞ってから、塩少々とごま油小匙1杯で味付けをする。
④ ほうれん草もさっと茹で、冷水でしめる。水気をぎゅっと絞ったら、塩少々、ごま油小匙1杯、すりおろしニンニク小匙1杯で味を整える。
⑤ たくわんは、1cmくらいの太さで、細長くなるように切っておく。
⑥ ウインナーも1cmくらいの太さで、細長くなるように切っておく。
■キンパブを巻く!
① 巻きすの上に海苔を広げる。巻きすがなければサランラップでもOK!
② 海苔の上にごはんを広げる。
★ポイント:あまり端までご飯をひくと、巻いた時にご飯が飛び出してしまうので、巻き終わりの部分は余白を残しておく。
③ 具材を少し巻き始めの方に寄せて、並べる。
④ 端からギュッギュと形が崩れないように巻いていく。
⑤ 巻き終わったら、海苔の表面にごま油をぬり、仕上げにゴマをパラパラとかけて出来上がり!
海苔は「キンパブ用海苔」がベストですが、なければ日本の海苔でも代用可能です。
注意点としては、「キンパブって塩味でごま油ついてるし、韓国のりで作っちゃおっ!」はNGということ。韓国のりは薄いので、巻いているときに破れます。厚めの海苔を使った方が破れにくく作り易いです!
たくわんの替わりにキムチを入れて、キムチキンパブにしたり、ウインナーの替わりに牛肉の甘辛そぼろを入れて、ソコギキンパブにしたりと、応用が可能です。
韓国料理では、5色の食材をバランスよく食べるのが健康にいいとされているので、具材は、黄、赤、緑、白、黒の5色にするのがおススメです。
ぜひ一度韓国版のり巻きの「キンパブ」、作ってみてください!